イエス様と同じ喜び

「イエス様と同じ喜び」 2018/5/6

使徒11:19~30
ヨハネ15:11~17

「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、わたしの喜びがあなたがたのうちにあり、あなたがたの喜びが満たされるためです」(ヨハネ15:11)。この言葉は、最後の晩餐の時にイエス様が弟子たちに語られたものです。翌朝十字架刑にかけられるイエス様の口から「わたしの喜び」という言葉が出てくる。つまりその喜びは、状況によって左右されない、根本的な喜びです。これと同じ喜びがわたしたちにも与えられているというのです。
イエス様の喜びは「交わりの喜び」です。それはまず第一に父なる神様との交わりです。イエス様は毎日父なる神様との交わりを楽しんでおられました。それと同じように、今わたしたちにも父なる神様と親しく交わることがゆるされています。しかしそのためにイエス様は一度父なる神様から見放され、十字架で死んでくださいました。そうまでしてイエス様が、わたしたちと父なる神様との関係を修復してくださったのですから、わたしたちは常に神様と普段着の交わりを持ちましょう。そこにイエス様と同じ喜びがあります。
第二に、信仰の友との交わりです。イエス様は弟子たちのことを友と呼び(ヨハネ15:15)、彼らとの交わりを喜んでおられました。わたしたちにも信仰の友が与えられています。それは「気が合うかどうか」を越えた、霊的な交わりです。これからも兄弟姉妹と共に主を見上げ、共に賛美し、その人のために出来ることをしていきましょう。そこに大きな喜びがあります。
第三に、新しい友が神の家族に加えられる喜びです。初代教会のクリスチャンたちは、迫害から逃げながら人々に伝道しました。そして「主の御手が彼らとともにあったので、大ぜいの人が信じて主に立ち返った」とあります(使徒11:21)。1人でも多くの人がイエス様を信じて救われることはイエス様ご自身の喜びです。だからわたしたちが伝道する時、必ず「主の御手がともに」あり、豊かな実を結びます。そのときイエス様は喜ばれ、わたしたちもまた、イエス様と同じ喜びに包まれるのです。 (永田 令牧師)