「あなたの存在がよろこばれますように」　2018/5/13

使徒1：1～11
ルカ24：44～53

今日は教会の暦では「昇天主日礼拝」ということになっております。イエス様が父なる神様のもとへ昇天されましたことによって、天の都に私たちの住む場所を用意してくださいましたことを感謝したいと思います。この世ではイエス様にお会いすることは出来ませんが、聖書のみことばを通してイエス様にお会いすることが出来ています。
復活されたイエス様は昇天されるまでの40日間を弟子たちと過ごされ、ご自身のことについて聖書に書いてあることを悟らせ、納得させるために弟子たちの心を開いてくださいました。それでイエス様が、人間の罪の身代わりとなって苦しんで死んでくださったこと、三日目に死人の中からよみがえってくださったこと、そして、悔い改めてイエス様を信じる人には罪の赦しが与えられることをしっかりと悟り、納得しました。そして、イエス様の証人として整えられ、さらに聖霊の力と助けも受けて世界中へ出かけていきました。
弟子たちに続いた多くの先輩のクリスチャンたちのおかげで私たちもクリスチャンとなりました。「あなた方は私の証人です。」と言っておられるイエス様のおことばは現代の私達へのおことばでもあります。
しかし、人々にイエス様を伝えることがとてもむづかしいということを私たちは経験しています。しかしそんな中で、私たちが日曜日に教会へ出かけていく姿を見たり、私たちが家族や親戚の人たち、職場の人たち、ご近所の方たちを愛し、大切にすることで、「クリスチャンとは？」と関心をもってくださるかもしれません。
もしかしたら、天に召された後で、努力したことが実るということもあるかもしれません。その時には　かつて、私たちが存在したということを思い出して喜んでくださるでしょう。あきらめないで、証人とならせていただきましょう。 （神田 良江 主司）