月別アーカイブ: 6月 2023

宣教はハプニング

「宣教はハプニング」 2023/6/18 聖霊降臨後第3主日礼拝メッセージ

マタイの福音書9章35~10章8節

  「収穫は多いが、働き手が少ない」(37)とイエス様は言われました。これは野菜の収穫の話ではなく、「罪から救われて新しい人生を歩むべき人は大勢いるのに、福音を伝える人が少ない。」という意味です。「働き手(=福音を伝える人)」とは誰のことでしょうか?

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神を慕い求めて

神を慕い求めて」 2023/6/11 聖霊降臨後第2主日礼拝メッセージ

マタイの福音書9章9~13節、18~26節

 私たちが多くの間違いや失敗をなしてきたにもかかわらず、今、この時を生きていることは、神様の、人間の想像をはるかに超えた愛のおかげです。ホセア5:15-6:2で言うように、主は、罪の悔い改めを求められますが、癒しも与えて下さいます。主の愛は人のどんな思いも及ばない程、深いのです。重要なことは、イエス様が、今現在、この場所で、私たちと共に歩んでくださり、私たちに愛を注いでくださっていることです。詩篇50:7で「わたしは神、あなたの神である。」と言われることは、私たちにとっても同じです。また、詩篇50:14で言うように、「感謝のいけにえを神にささげよ。」とあり、そのいけにえは、愛を注いでくださる神様への私たちの誠心誠意の感謝の心です。そして、詩篇50:15では「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。あなたはわたしをあがめよう。」と言われます。

 しかし、私たちが自分自身を振り返らなければならないことがあります。それは、神様が無条件に私たちを赦して下さるからと、自分で自分を容認して、限りなく自分自身に甘くなってはいないか、ということです。私たちは、心の底から自分の罪を認め、神様が徹底的に愛を注いでくださる方だからこそ、徹底的に神様を慕い求めるのです。

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愛と平和の神がともに

「愛と平和の神がともに」 2023/6/4 三位一体(聖霊降臨後第1)主日礼拝メッセージ

マタイの福音書28章16~20節

 先週は「聖霊降臨祭」でした。その翌週である今日は「三位一体主日」です。私たちの信じる神様は「父なる神、御子イエス、聖霊」という3つの位格を持ち、上下関係はない。それでいて「3人の神々」でもなく「1人の神様」である…ということを記念する日曜日です。この難解な理論は、人間が考え出したものではなく、「聖書を普通に読めば、そのように解釈せざるを得ない」ということです。むしろ人間が考え出したのなら、もう少しスッキリした形にしたことでしょう。

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赤のオーケストラ

「赤のオーケストラ」 2023/5/28 聖霊降臨祭礼拝メッセージ

使徒の働き2章1~21節 

 今日は聖霊降臨祭。義実君の堅信式が行われたことを感謝します。幼児洗礼を受けた義実君が、自分の意志で「イエスキリストは救い主です」と告白できたのは、まさに聖霊様のおかげです。Ⅰコリント12:3に「聖霊によるのでなければ、だれも、『イエスは主です』と言うことはできません」。と書かれてある通りです。

聖霊様が初めて弟子たちに与えられたその日、「みなが一つ所に集まって」いました(1節)。「みな」というのは、12使徒ほか、120名ほどの弟子たちと考えられます。ペテロ、トマス、クレオパなど、みんな「いろいろあった」人たちです。そんな彼らが「一つ所」に集まって、「祈りに専念」していました。祈りながら、イエス様が約束された「聖霊」を待っていたのです。自分たちがいかに弱く、愛のない者であるかを彼らはわかっていましたので、助け主なる聖霊様を求めずにいられなかったのだと思います。

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