月別アーカイブ: 7月 2020

あなたが寝てる間に・・

「あなたが寝てる間に・・」 2020/7/19 礼拝メッセージ

マタイ13:24-30、36-43

イエス様は多くのたとえ話で神の国のことを語られました。マタイ13:35に「わたしはたとえ話をもって口を開き、世の初めから隠されていることどもを物語ろう。」とあるように、神の国はもともと人間には「隠されて」います。でもイエス様が語られる身近なたとえを子供のような素直な心で聞く時、少しづつ神の国のことがわかっていくのです。

今日の箇所は毒麦のたとえです。人が眠っている間に敵が来て、その人の畑に毒麦を蒔いていく。こういう悪質な行為は、当時実際に行われていました。毒麦と麦はよく似ているので、収穫の時まで見分けがつきません。まるで感染しているのかどうかわからない新型コロナウイルスにも似ていますし、コンピューターウイルスにも似ています。

しかし、自分でも意識しないうちに人の畑に毒麦を蒔いていた、つまり知らない間に人をつまづかせていた・・ということがわたしたちにもあるのではないでしょうか?世間からは「立派な人だ」と思われているにもかかわらず・・。

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拓(ひら)け心を。土のごと

「拓(ひら)け心を。土のごと」 2020/7/12 礼拝メッセージ

マタイ13:1-9、18-23

今日は「種蒔き」のたとえです。イエスさまは人々を待っておられましたが、集まった人々の多くはイエスさまが待っておられた人々とは少し違い、神の言葉を「悟ろうとしない」人たちでした。悟る人というのは話の一番大事なことを感じて理解します。それは御言葉が自分のことについて語られているものとして受け入れ、自分の問題として聞くからです。悟らない人というのは、何が肝心な所かわかりません。語られる言葉を自分の問題として受け入れないからです。自分の中に入らない御言葉は、きょうのたとえの1つ目の種のように、道ばたに置き放しにするようなもので、やがて失われてしまいます。

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背負いやすい重荷

「背負いやすい重荷」 2020/7/5

マタイ11:16-19、25-30

未曽有の半年が過ぎ、下半期に入りました。今日の箇所のマタイ11:28「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」は、よく教会の看板に使われる言葉です。
Kさんは仕事のことで悩み、死んでしまおうかとさえ考えていた時、教会の看板に書かれていたこの言葉を見て、若い頃読んだ八木重吉の「キリストが解決しておいてくれたのです。ただ彼の中へ入ればいい。彼に連れられていけばいい」という詩を思い出しました。そしてその教会の門を叩き、「イエスキリストがあなたのために十字架で死んで、よみがえられた。それによってあなたを救われた」という福音を聞きました。その時あの詩の意味がわかり、今まで味わったことのない平安が心にあふれてきたそうです。

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あなたもチームのメンバー

「あなたもチームのメンバー」 2020/6/28

エレミヤ28:5-9
マタイ10:40-42

旧約聖書エレミヤ書28章に、ハナヌヤとエレミヤという2人の預言者が登場します。第一次バビロン捕囚から3年ほどたった頃の話です。ハナヌヤは「2年以内にバビロンは崩壊し、イスラエルの民は故郷に帰ることが出来る」と預言し、民は喜びました。しかしエレミヤは「何十年も捕囚状態が続く」と預言し、民の反感を買いました。そして歴史はエレミヤの預言通りになったのです。

この2つがチームだったとしたら、わたしたちもハナヌヤチームの方に魅力を感じるのではないでしょうか?「問題がすぐに解決してほしい」「平穏無事な毎日がいい。」しかし、バビロン捕囚の根本的な原因は、ユダヤの民が神様を離れ、自分勝手に歩んだことにありました。そのことを本気で悔い改めることなしに、手軽な平安を求めても、そこに本当の平安はありません。 (さらに…)