月別アーカイブ: 2月 2022

3月 祝卒業・進級

久しぶりに土曜クラブをします!
三密に気をつけながら、聖書のおはなしを聞いたり、卒業や進級のお祝いもします。
そのあとは庭で思いっきり遊びましょう!
食事はありませんが「おみやげ」があります。
お金はいりません。ぜひみんなの元気なお顔を見せに来てね!

とき  :3月5日(土)10:30~12:00
さんかひ:無料

土の中から

「土の中から」 2022/2/20 顕現後第7主日礼拝メッセージ

ルカの福音書6章27~38節

北京オリンピックが閉幕します。オリンピックは一時的な休戦にはなっても、本当の平和を実現することは出来ません。本当の平和は1人1人が聖書の御言葉を読み、信じ、行っていく時に実現します。しかし今日の御言葉「あなたの敵を愛しなさい。あなたを憎む者に善を行いなさい。あなたをのろう者を祝福しなさい。あなたを侮辱する者のために祈りなさい。」(6:27-28)、「あなたの片方の頬を打つ者には、ほかの頬をも向けなさい。」(29)は、実現不可能と思えるほど難しい言葉です。敵を心の中で愛したり祝福したりするだけでなく、敵のために実際に行動せよ、と言うのです。当時ユダヤ教で教えられていた「自分にしてほしくないことは、人にもしてはならない」という消極的な教えではなく、「自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい」(31)という積極的な行動を、イエス様はお命じになったのです。

これはわたしたちの常識からかけ離れた教えです。わたしたち人間は、すべてを自分中心に考えてしまいますので、親しい人のことさえ愛せず、ましてや自分の敵なんて絶対に愛することが出来ません。これが肉なる人間の本質です。

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今が礼拝の時

「今が礼拝の時」 2022/2/13 顕現後第6主日礼拝メッセージ

ヨハネの福音書4章23~26節

今年姫路教会は「今が礼拝の時」というあいことばを掲げ、「礼拝」について学んでいく予定です。主題聖句はヨハネ4:23「しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです」。この言葉はサマリヤの女性が「礼拝の場所」について尋ねたことに対するイエス様の答えです。サマリヤ人は自分たちの神殿があったゲリジム山こそ「正しい礼拝の場所だ」と主張し、ユダヤ人は「エルサレム神殿が正しい場所だ」と主張しました。しかしイエス様は「ゲリジム山でもエルサレムでもない」と言われました。つまり「場所は関係ない」ということです。大事なことは「霊とまことによって礼拝する」ことです。「霊とまことによる礼拝」とは、「全身全霊で、集中して礼拝する」とか「大声で賛美歌を歌う」「持ち物のすべてをささげる」という意味ではありません。そのような人間の側の行為ではなく、神様ご自身が与え、救い、満たしてくださる。それを信じて受け取ることこそ「霊とまことによる礼拝」です。

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絶望から始まるもの

「絶望から始まるもの」 2022/2/6 顕現後第6主日礼拝メッセージ

ルカの福音書5章1~11節

今日の聖書はシモン・ペテロが本格的にイエス様の弟子となる場面です。以前からシモンはイエス様のお手伝いをしていましたが、今日の出来事が漁師シモンの人生を変えました。シモンやアンデレがガリラヤ湖で網を洗っていると、イエス様に「舟の上から群衆に話をさせてほしい」と頼まれました。そして話が終わるとイエス様はシモンに「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」(4)と言われたのです。じつはシモンたちは既に徹夜で漁をしており、一匹の魚も獲れなかったのでした。「先生は、天国については詳しいかもしれないけど、魚のことはわたしの方が詳しい。口出ししてほしくないな」とシモンは思ったことでしょう。わたしたちも「信仰のこと」と「日常のこと」を分けて考え、教会のことならともかく普段の生活にまでイエス様に口出ししてほしくない、と思ってしまう者ではないでしょうか?

しかしシモンは結局イエス様の言葉に従い、網を降ろしました。このように、まずは聖書の言葉に従ってみることが大切です。その結果、素晴らしい未来が開かれます。 (さらに…)