月別アーカイブ: 10月 2021

あなたを呼んでいる

「あなたを呼んでいる」 2021/10/24 聖霊降臨後第22主日礼拝メッセージ

マルコ10:46-52

エルサレムに近いエリコの町で、バルテマイという盲人が道ばたで物乞いをしていました。「バルテマイ」という名前は「テマイの子」という意味ですから、彼は常に父親の名前で呼ばれていたわけです。「わたしは誰だろう?」と彼は思っていたかもしれません。現代でも自分の存在価値に疑問を感じている人は多いと思います。しかしそれ以上に彼が自分の価値に自信を持てなかった理由は、「目が見えない」という事実でした。現代なら「障害も一つの個性」とされ、前向きにとらえる人が多いですが、当時のユダヤでは、病気や障害は「罪の結果」と見なされていました。それでバルテマイは、自分の存在に対する自信も、神様から愛されているという確信もなかったのです。

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満足のほほえみ

「満足のほほえみ」 2021/10/17 聖霊降臨後第21主日礼拝メッセージ

マルコ10:35-45

このたび日本の首相が代わりましたが、ナンバー2、3の座を求めて多くの人が気をもんだことでしょう。きょうの箇所でも弟子のヤコブとヨハネがイエス様に「あなたが王座についたあかつきには自分たちを右大臣、左大臣にしてください」と直談判し、それを知った他の弟子たちも腹を立てています。イエス様の受難と復活が間近に迫っているというのに、彼らはイエス様のお心を全く理解していなかったのです。

この2人にイエス様は「あなたがたは、わたしの飲もうとする杯を飲み、わたしの受けようとするバプテスマを受けることができますか」(38節)とお尋ねになりました。ちょうどイエス様の右と左で十字架につけられた犯罪人のように、イエス様と同じ苦しみを味わうことができるか?ということです。 (さらに…)

神”には”できるのです。

「神”には”できるのです。」 2021/10/10 聖霊降臨後第20主日礼拝メッセージ

マルコ10:17-31

イエス様のもとに来たひとりの人は、「永遠のいのちを自分のものとするためには、何をしたらよいでしょうか」と聞きました。イエス様の答えは、「全てを貧しい人に与えて、わたしについてきなさい」というものでした。そして、その答えを聞いたこの人は悲しみ立ち去りました。

 「お金持ちが神の国に入るよりは、ラクダが針の穴を通るほうがもっとやさしい。(マルコ10:25)」という言葉に弟子たちも驚きました。その理由は、金持ちほど多くのものを与えることが出来るので、金持ちほど神の国に近いと考えられていたからです。なので、お金持ちが悪いということでなく、お金持ちですら神の国に入れることが難しいという意味です。ここでは、お金や物質が悪であるということは教えていません。

 「どんなことでも、神にはできるのです。(10:27)」の言葉こそが私たちに与えられた福音です。 (さらに…)

2021 10月「なぞときツアー」

久しぶりに教会で土曜クラブをします!
感染対策に気をつけながら「なぞときツアー」をするよ。どんなツアーかな~?お楽しみに!
食事はありませんが「おみやげ」があります。
お金はいりません。ぜひみんなの元気なお顔を見せに来てね!

とき:10月16日(土)10:30~12:00
さんかひ:無料