礼拝メッセージ

夜は去りて

「夜は去りて」 2023/3/5

ヨハネの福音書3章1~17節

今日からしばらくヨハネの福音書を読みます。今日の箇所(3章)に登場するニコデモは、パリサイ人で国会議員。いわばエリート中のエリートです。しかし多くのパリサイ人がイエス様を異端者として見下げる中、ニコデモは真剣にイエス様の話を聞きに「夜」イエス様を訪ねました。「夜」というのは、「他のパリサイ人に知られたくなかった」というのもありますが、真理に対して目がふさがれていたニコデモの内面の「闇」を表す言葉でもあります。

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試みからの脱出

「試みからの脱出」 2023/2/26 四旬節第一主日礼拝メッセージ

マタイの福音書4章1~11節

今日から四旬節主日に入りました。灰の水曜日(今年は2/22)からイースター(同4/9)までの40日間(日曜を除く)が四旬節です。聖書で40という数字は「試練」や「苦しみ」を表します。今日の福音書は、イエス様が荒野で40日の断食の末、悪魔の誘惑を受けたという箇所です。神の子であるイエス様にとって、悪魔の誘惑など本来痛くもかゆくもないはずです。しかしすべての人間を苦しみから救うために、イエス様は「兄弟たちと同じようになる」必要がありました(ヘブル2:17)。だから今日の誘惑は、イエス様にとっても厳しいものだったのです。

悪魔はいかにも邪悪な姿ではなく、一見清い姿で近づいてきます。「悪魔の道具は神の言、信仰深さ、文化、宗教、奇跡である」とルターが言った通りです。 (さらに…)

あなたは明るい

「あなたは明るい」 2023/2/19 主の変容主日礼拝メッセージ

マタイの福音書17章1~9節

今週22日は「灰の水曜日」。この日からイエス様が十字架に向かっていく受難節(四旬節)の40日間が始まります。奇しくもウクライナ侵攻から1年の時期と重なります。あらためて私たち自身の中にもある自己中心を認め、悔い改める時としましょう。

今日は灰の水曜日の直前の日曜日で、「変容主日」です。山の上でイエス様のお姿が太陽のように輝きました。それはイエス様がご自分の受難について弟子たちに初めて予告してから6日後のことでした。あの時ペテロは「そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」(16:22)と言い、イエス様から「下がれ、サタン」と言われてしまいます。そんなことがあったものですから、イエス様から「一緒に来なさい」と山に連れて行かれた時、「怒られるのでは?」と思ったことでしょう。かつて山で聞いた「山上の説教」も厳しい内容でしたから。

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希望を告白しよう

「希望を告白しよう」 2023/2/5 顕現後第5主日礼拝メッセージ

マタイの福音書5章13~20節

きょうは姫路教会の年会です。今年のあいことばは「希望を告白しよう」、御言葉はヘブル10:23「約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。」です。ナチスによるユダヤ人強制収容所から生還したフランクルは、「夜と霧」の中で「あの極限状態の中で生きのびることが出来たのは、希望を失わなかった人だけだ」ということを書いています。このように、希望というのは人間が生きていく上で絶対に欠かせないものです。そしてわたしたちに揺るぎない希望を約束してくださるのは、わたしたちを造られ、命を与えてくださった神様ご自身です。

しかし希望を告白する前に必要なことがあります。それは (さらに…)