月別アーカイブ: 6月 2022

過去の投稿&メッセージ 

わたしはあなたの名を呼んだ

「わたしはあなたの名を呼んだ」 2022/6/19 聖霊降臨後第2主日礼拝メッセージ

ルカの福音書8章26~39節

イエス様と弟子たちは船でガリラヤ湖を渡り、「ゲラサ人の地方」に着きました。この直前、弟子たちは船の上で驚くべき経験をしました。イエス様がたった一言で嵐を静めたのです。「この方は本当に神様ではないか?」と弟子たちが思い始めた瞬間でした。

ゲラサ人の地に着くと、悪霊につかれた男の人がいました。長い間着物も着けず、墓場に住んでいました。ひどく狂暴だったので、町の人たちが墓場につなぎ止め、監視までしていました。それでも彼は鎖をひきちぎり、悪霊によって荒野に追いやられていました。彼の中に多数の悪霊がおり、彼を好き勝手に「操縦」していたのでした。何と恐ろしいことでしょうか?

イエス様はこの人に「何という名か」とお尋ねになりました。自分が幼い頃から呼ばれていた彼自身の名前を、イエス様は思い出させようとされたのです。「恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの」(イザヤ43:1)。彼が今どんな姿であっても、イエス様は彼の本質を愛しておられたのです。しかし彼は答えました。「レギオンです」。これは彼の名前ではなく、悪霊たちの名前です。ここまで悪霊にむしばまれていたこの男をイエス様はあわれみ、彼から悪霊を追い出されました。悪霊たちは豚の群れに入り、豚は湖になだれ込んで溺れ死んでしまいました。

この出来事は架空の話でなく実話です。 (さらに…)

三位一体、神の愛

「三位一体、神の愛」 2022/6/12 三位一体主日(聖霊降臨後第1主日)礼拝メッセージ

ヨハネの福音書16章12~15節

今日は聖霊降臨祭の次の日曜日で、「三位一体主日」となっています。聖書が教える神様は、父と子と聖霊という3つの位格を持っており、それでいてひとりの神様です。人間の頭では到底理解できませんが、聖書を普通に読む限り「神様は三位一体である」と判断せざるを得ないのです。

イエス様が生まれるよりずっと昔に書かれた箴言8章27、30節に「神が天を堅く立て、深淵の面に円を描かれたとき、わたしはそこにいた。」「わたしは神のかたわらで、これを組み立てる者であった。」と書かれています。この「わたし」とはイエス・キリストを指しています。

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教会が生まれた日

「教会が生まれた日」 2022/6/5 聖霊降臨祭礼拝メッセージ

使徒2章1~21節

本日の箇所は、イエスさまが天に昇られたのち、地上に残された弟子たちに聖霊がくだったところです。それは「五旬節(ペンテコステ)」の日に起こりました。その50日前の「過ぎ越しの祭り」の時にイエスさまは十字架にかけられ、復活されました。弟子たちはこの五十日の間に復活したイエスさまとお会いしています。そのことによってイエスさまが救い主キリストであることは確たる事実となりました。イエスさまが世に現れたことを宣べ伝える使命も弟子たちに託されました。

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歴史は出会いによって

「歴史は出会いによって」 2022/5/29 復活節第7(昇天)主日礼拝メッセージ

詩篇138篇1~8節
ルカの福音書10章38~42節

「主はわたしたのために、その目的を果たして下さる」(詩篇138:8 ESV)とは何と幸いなことでしょう!多くの方との出会いを通して、姫路教会のために、そして皆さん一人一人のために、主はその目的を果たして下さるというのです。
 特に出会いの中の「出会い」は聖書であり、イエス・キリスト〜その出会いを今日の聖書を通してみていきたいと思います。

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