神様の秘策

「神様の秘策」 2019/8/25

高校野球が終わりました。優勝したチームは、この栄冠を勝ち取るために、どれほどの努力をしたことでしょう。
ある人がイエス様のところにやってきて、「主よ。救われる者は少ないのですか」と尋ねました。するとイエス様は「努力して狭い門から入りなさい。」と言われました(ルカ13:24)。この「努力して」という言葉は、スポーツ選手が優勝目指してするような努力のことです。結局、天国に入るには努力が必要なのでしょうか?
聖書という本を読むときに忘れてはいけないことは、「他人事のように読むのではなく、神様がわたし自身に向けて語っておられるという姿勢で読む」、ということです。きょうイエス様に質問した人は「救われる者は少ないのですか」と尋ねました。これは傍観者的な質問です。試合を戦っている選手ではなく、観客のような質問です。しかし大事なことは、「わたし自身は神の御言葉を守る努力をしているだろうか?神と人を本気で愛しているだろうか?」ということです。
わたしたちの戦い、それは自分の罪との戦いです。「あなたがたはまだ、罪と戦って、血を流すまで抵抗したことがありません」(ヘブル12:4)。真剣に自分の罪と戦わない人は傍観者であり、イエス様から「私はあなたを知らない。」と言われてしまいます。しかしこれを自分への警告と取って、本気でイエス様に救いを求めるならば、わたしたちはイエス様の十字架の血潮によって赦され、狭いはずの門をくぐって天国に行くことが出来ます。天国の門は「らくだが針の穴を通る」(ルカ18:25)よりも狭いのです。普通に考えたら不可能です。しかし神様には可能です。御子イエス様の十字架によって天国の狭い門を通れるようにしてくださった、これは神様の秘策です。この秘策で天国に入りましょう。そして、この秘策を人々に伝える試合を続けましょう。必ず多くの人々が勝利の歓喜に包まれます。わたしたちには神様の秘策があるのですから。

(永田 令牧師)