羊飼いの声を聞き分けよう

「羊飼いの声を聞き分けよう」2019/5/12

黙示録7:9~17
ヨハネ10:22~30

イエス様がまだこの世におられた頃、ユダヤの国はローマ帝国に支配されていました。人々はこのローマの支配から解放してくれる救い主を待ち望んでいました。人々の病気を癒したり、不思議な奇跡を行って人助けをされるイエス様が ローマの支配から解放してくれる救い主ではないかと思ったのですが、いっこうに、その気配がありませんでした。
さて、イエス様は「宮きよめ」の祭りの頃に宮の中でソロモンの廊を歩いておられました。その時ユダヤ人たちはイエス様を取り囲んで言いました。「あなたはいつまで私たちに気をもませるのですか。もし、あなたがキリストならはっきりとそう言ってください。」と迫りました。するとイエス様は「わたしはキリストだと話しました。しかし、あなたがたは信じないのです。それは、あなたがたがわたしの羊に属していないからです。」
イエス様は罪からの救い主としてこの世にこられましたが、そのことを信じたいと思わない人たちはイエス様の羊に属していません。 「わたしと父とは一つです」と言われたイエス様の言葉を拒絶したユダヤ人たちの姿は私たちの姿でもあります。しかし、あわれみによって、イエス様を信ずる者としていただきました。これからも聖書を通して語られる羊飼いイエス様の言葉を聞きながら歩ませていただきましょう。

(神田 良江 主司)