神の養いに信頼する

「神の養いに信頼する」 2018/8/19

エレミヤ23:1~6
マルコ6:30~44

本日の箇所は五つのパンと二匹の魚の奇跡として有名なお話です。
イエスさまは弟子たちと休むために船で寂しい所へ行かれました。
ところが、船から上がるとそこは多くの群衆で一杯でした。イエスさまはこの群衆に食べ物を上げるよう弟子たちに命じましたが、パンが五つと魚が二匹あるだけです。
イエスさまがこのわずかなパンと魚を祝福して分けると、男だけで五千人の人々が満腹するほど食べ、余ったパンが十二の籠一杯になりました。
「人はパンのみにて生きるにあらず」とイエスさまは言われたが、実際の私たちはパンのために生きています。この奇跡はそんな私たちへの強烈なアンチテーゼでした。
「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠の命に至る食物のために働きなさい。」イエスさまが示すのは永遠の命に至る食物です。それはイエスさまを神の子キリストとして受け入れることに尽きます。
イエスさまは生活にしがみつくその手を放しなさいと言われるのです。そんな無茶なことを言える方は誰でしょう。私たちの命の所有者、私たちを創られた神さまです。そして神さまは新しい生き方をするよう命じます。神の養いに信頼して生きる生き方です。キリストを信じることは、そういう権威のあるお方として信じるのです。
救いは信仰のみとはいえ、それで終わるものではありません。私たちの価値観を変え、生まれ変わらせます。
「わたしは天から下ってきた生けるパンです。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。」私たちにはこのパンがあるのです。
この神さまの養いに信頼しましょう。 (井上 靖紹 長老)