イエスの名を呼ぶ者に

「イエスの名を呼ぶ者に」 2018/5/20

使徒2:1~21
ヨハネ15:26~16:4a

今日は聖霊降臨祭(ペンテコステ)。イースター、クリスマスと並ぶキリスト教3大祭りの一つですが、いまひとつ目立たない印象があります。それは聖霊様がご自身を目立たせないお方だからです。「御霊がわたしについてあかしします。」(ヨハネ15:26)とイエス様がおっしゃっているように、聖霊様はイエス様を証しし、イエス様にスポットライトを当てるお方なのです。
弟子たちに聖霊様がくだった時、弟子たちはいろいろな国の言葉で「神の大きなみわざ」について語りました(使徒2:11)。「神の大きなみわざ」とは、「神が御子イエス様を十字架につけるほどにわたしたちを愛された」ということ、そして「御子を信じる者は、ひとりも滅びることなく、永遠のいのちを持つ」ということです。
神の裁きを前にして、「わたしはどうしたら良いのですか?」という切なる叫びを聖霊様は起こさせます。そしてイエス様に注目させ、「この方の名を呼べ。そうすれば救われる」ということを悟らせてくださいます。イエス様はわたしたちの罪を背負って十字架で死んでくださり、よみがえられました。だからイエス様の名を呼ぶ者は、どこの国の、どんな罪びとでも救われます。最初の聖霊降臨の日、弟子たちの導きによって3000人がイエス様を信じ、洗礼を受けました。
イエス様の名を呼ぶ者は、自分の経験を通してイエス様を証しする人へと変えられます。それは自己満足のための証しではなく、相手にイエス様のことが伝わるような証しです。弟子たちが聖霊降臨の日、相手の国ことばで神の大きなみわざを語ったように。
聖霊様は今あなたにも語っておられます。「主イエスの名を呼び求めなさい」。こうしてあなたは再び主の名を呼ぶ者となり、牧師、信徒、大人、子どもにかかわらず、イエス様を証しする人になります。聖霊様がそのようにしてくださいます。そのことを信じて今週も歩んで参りましょう。 (永田 令牧師)