主よ。お助けください

「主よ。お助けください」 2020/8/16 主日礼拝メッセージ

マタイ15:21-28

イエス様は、カナン人の女の人に「立派な信仰」と言われました。私たちの信仰は、神様からいただいたものです。なので、私たちの信仰を見るときに「ちっぽけな信仰」ではなく、神様からいただいた「立派な信仰」であることを覚えましょう。そして、この聖書箇所から「立派な信仰とは何か」を3つのポイントで見ていきましょう。

①『あわれんでください』という信仰
 神様のあわれみという言葉は、大きすぎて私たちの理解を超えており、なかなか説明が難しいものかもしれません。「なぜ、私たちに罪があるにもかかわらず義なる神様は私たちを裁かないのか?」「なぜ、罪を赦すために御子イエス・キリストは十字架にかかったのか?」それは、神様はあわれみ深い方だからです。カナン人の女の人は、そんな神様を信仰のゆえに知っていたので、「あわれんでください」と言いました。

②『お助けください』という信仰
 小教理問答書の主の祈りの解説に「悪魔と世と肉(罪)」からお守りくださいと書かれています。神様から私たちを悪魔と世と肉が引き離そうとしています。私たちは、この「悪魔と世と肉」から救い出すことができるのは、神様だけであることを覚え、神様に依り頼む必要があります。

③『パンくずはいただきます』という信仰
神様のパンくずは、人間のパンくずと同じではなく、とてもすごいものです。
私たちは罪を持っているため神様から何も受ける価値がない者です。しかし、私たちが日々クリスチャンとして生活する中で「神様からもらって当たり前」と思ってしまうことがあるかもしれません。そのとき、私たちは神様からいただいているものの価値に気づいていないのかもしれません。私たちの罪と神様の与えてくださっているものを見るとき、私たちは高ぶることなく、へりくだるでしょう。

(高平真生 伝道師)