キリストにお会いしてから

「キリストにお会いしてから」 2020/3/15

ヨハネ4:3-26

井戸のそばでイエス様は一人のサマリヤ人の女性に「水を飲ませてください」と頼みました。ユダヤ人は普段からサマリヤ人を毛嫌いしていましたので彼女は驚きました。イエス様は人と人との壁など簡単に越えてしまうお方です。

そしてイエス様の方から彼女に話しかけました。逆ではありません。イエス様との出会いは、わたしたちの側がイエス様に猛烈にアタックして始まるのではなく、イエス様の方がわたしたちの心の扉をノックして下さるのです。イエス様が今日サマリヤに来られたのは、まさにこの女性を救うためでした。イエス様には彼女の心の叫びが聞こえていました。「誰かわたしを助けて!」という叫びが。

この女性は過去5人の夫がおり、今は6人目の男と同棲していました。それで人々から白い目で見られていました。彼女の心は「こんな自分を変えたい。でも変えられない。」と叫んでいたのです。

あなたにもやめるべきなのにやめられないことや、やるべきなのに出来ないことがあるのではないでしょうか?イエス様は、彼女に罪を自覚させました。それによって真の悔い改めへと導き、イエス様が救い主であることに気づかせるためです。イエス様は彼女の罪も、すべての人の罪も全部背負って身代わりに死んでくださり、復活されました。このお方を自分の救い主として受け入れる時、その人の心に泉のように喜びが湧いてきます。イエス様はあなたの心の扉もノックしておられます。どうか扉を開いてイエス様をお迎えください。その時、あなたは新しく変えられます。

“戸をかたく/しめきっていた部屋に/入って来られた/キリストにお会いしてから/その両手と/わき腹に/傷跡が痛々しい/キリストにお会いしてから/私の心が 変った/お会いしてから” (まばたきの詩人 水野源三)

(永田令 牧師)