イエス様のお墨付き

イザヤ42:1-9
マタイ3:13-17

きょうはイエス様がバプテスマのヨハネから洗礼をお受けになったことを記念する日曜日です。「洗礼を授けてほしい」とイエス様に言われた時、ヨハネは「私こそあなたからバプテスマを受けるべきです」と言って拒みました。もっともな意見です。なぜイエス様は洗礼をお受けになったのでしょうか?

またイエス様は、ご自分が洗礼を受けることによって、ズバリ「洗礼は大切」、ということを教えておられます。「ただイエス様を信じたらOK」ではなく、「水と御言葉」が結びついた洗礼がわたしたちには必要なのです。「あなたがたは行って…父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授けなさい」(マタイ28:19)と書かれてある通りです。 さらに今日の箇所は、私たちの地上での奉仕や役割の大切さも教えています。イエス様は「ヨハネから」洗礼を受けるために、ガリラヤからはるばるヨルダン川のヨハネの所へ来られました。ヨハネの「洗礼者」としての使命を認めておられたからです。それはヨハネの能力や正しさによるのではなく、神様ご自身の任命によるものです。たとえ罪があっても、イエス様の洗礼と十字架がありますので、イエス様を信じて洗礼を受けるならば罪がゆるされ、イエス様からお墨付きの使命をいただきます。だから「わたしなんてふさわしくない」と言わないで、胸を張って自分に与えられた務めを果たしましょう。それによってきっと誰かが喜び、イエス様ご自身も喜んでくださることでしょう。

(永田 令牧師)