みんな生きている

みんな生きている」 2019/11/17

マラキ4:1~2
ルカ20:27~40

きょうの福音書に出てくる「サドカイ人」は、高学歴で高収入でしたが、復活を信じない人たちでした。どんなに頭が良くて財産があっても、聖書を全部、あるいは部分的に否定する人は、間違った方向に進みます。
サドカイ人は、信仰継承の大切を説いた申命記25章によって、「復活がないことを証明」しようとしました。聖書も神様の力も知らないのでそんな思い違いをしたのです。聖書をすべて神様の言葉と信じて読むとき、目が開かれ、実際に神様の奇跡を見ることが出来ます。
イエス様は出エジプト記の「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」という単純な言葉で復活を証明されました。論理的な証明ではありません。神様を「わたしの神」と呼び、神様からも「わが子よ」と呼んでいただける、そんな生きた関係を神様と持っている人こそが永遠の命を持つ、ということを教えられたのです。「神に対しては、みなが生きているからです」(ルカ20:38)。
わたしたちにもサドカイ人のように不信仰なところがあります。しかしそんなわたしたちの罪を背負ってイエス様は十字架で死なれ、よみがえられました。このイエス様の救いを受け入れ、イエス様と結ばれる人は、神様との生きた関係を持っており、たとえ死んでも生きます。これからも神様との生き生きした関係の中で、10年、20年…と信仰生活を続けて参りましょう。

(永田 令 牧師)